現金化豆知識

手形を現金化する方法と注意点

手形を現金化する3つの方法と手順

手形を現金に換金する方法はいくつかあります。

手形を現金化する方法や注意点について解説しているので、参考にしてください。

手形を現金化する3つの方法と手順

手形を現金化する3つの方法と手順
手形の現金化は以下の3つの方法で現金化できます。

①銀行取立|一般的な手形現金化の方法と手順

  • step.1

    手形の支払い期日に手形を取引している銀行に持っていく

  • step.2

    手形振出人の取引銀行と手形交換所で手形交換を行う

  • step.3

    振出人の取引銀行が預金口座から手形分の金額を引き落とされ、自分の口座に送金される

銀行取立ては手形の受取人が支払い期日に銀行に手形を渡して、銀行の振出し人から現金を取り立てる方法です。

期日に手形を銀行へ持っていくだけで現金化できます。

銀行は手形を受取ると、振出人の口座から受取人の口座に振り込むので、手形の記載されている金額をその場で満額受取れるので安心です。

②手形割引|期日前に手形を現金化する方法と手順

  • step.1

    機関に依頼をする

  • step.2

    自分の信用情報などを審査でチェック

  • step.3

    手形割引をしても問題ないと判断されれば、手形支払期日に手形割引の手数料などが差し引かれた金額を支払ってくれます。

手形割引とは割引手数料がかかる代わりに、支払い期日前に手形を現金化できる方法です。

割引料は手形満期日までの金利相当額で算出され、期日の近いほど金利は低くなります。

手形割引は銀行以外でも、信用金庫や手形割引業者を利用して現金化できるので、銀行取引よりも利用できる機関は多いです。

ちなみに、銀行の手形割引率は銀行1.5〜3.5%、信用金庫2.5〜4.5%、手形割引業者3〜20%となっています。

また、手形割引するときは審査があり、自分の信用情報や経済状況などを考慮されてから現金化のか判断がくだされます。

③手形貸付|手形を担保にお金を借りる方法と手順

  • step.1

    手形を現金化したい人が取引銀行に手形貸付を依頼する。

  • step.2

    銀行が依頼人の信用情報を調査して審査を行います。

  • step.3

    審査に通過できれば返済期日に手形を振出してもらい、手数料を差し引いた金額が受け取れます。

    手形貸付の依頼人は支払い期日までに借入れ分を返済していきます。

手形貸付とは手形を借用書代わりにして銀行から融資を受けることです。

銀行が融資をする際は、融資を受ける方の会社経営状況や金融機関などの借入契約書などを見て決めます。

そのため、会社の状況によっては銀行が融資をしてくれないこともあります。

ただ、手形を持っていれば借主を振出人、貸主を受取人とする約束手形を振出し、手形金額に相当する額を借り入れできます。

この方法で手形貸付は売掛金が入金されるまでの短期的なつなぎ資金として銀行から融資をしてもらい、手形の期日までに借りた金額は一括返済する必要があります。

手形を現金化するメリット・デメリット(注意点)

手形を現金化するメリット・デメリット(注意点)
手形を現金化するときはメリットとデメリットがあります。

それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。

①銀行取立のメリット・デメリット

【メリット】

  • 支払い期日までに安心して手形を預けられるので紛失のリスクが少ない
  • 手数料はかからず記載された数字の満額受け取れる

銀行取立ては、手形の記載されている金額を支払い期日が来れば確実に受け取れます。

手形はお金と価値が一緒なので、紛失しないように銀行に預けておき、期日が来れば自動的に取立てをして自分の銀行口座に振り込みをしてくれます。

手形は期日がくれば手数料はあり、記載された数字の金額が満額で受け取れます。

他の金融機関でお金を借りるときや銀行で融資を受けるときは手数料を取られるので、欲しい金額を受け取るときに手数料を入れた計算が必要です。

しかし、銀行取立ては手形の手数料はあっても、受け取れる金額は記載された数字なので差し引きの計算をする必要がありません。

期日まで資金をやりくりできる余裕のある人なら、銀行取立で満額の資金を得られるようにすることをオススメします。

【デメリット】

  • 支払い期日までに現金化きない
  • 銀行への呈示は手形に記載されている期日を含めて3営業日までに行う必要がある
  • 取立依頼人は代金取立て手数料を支払う必要がある
  • 入金は最短で3営業日ほどかかる

銀行取立をするときの最大のデメリットは、現金化のお金は支払期日当日にならなければ受け取れないことです。

銀行取立で満額受け取るためには支払い期日が半年後でも1年後でも、その期日にならなければ現金化の申込みができません。

また銀行への呈示は、手形に記載されている期日を含めて3営業日までに行っておかなければ銀行で決済できなくなります。

もし、支払い呈示期間を過ぎてしまうと受取人は振出人の住所に手形を持って呈示する必要があるので、手間がかかります。

さらに自分の口座に入金されるまでには最短で3営業日になるので、すぐに現金化をして受け取れないこともあります。

取引依頼人は代金の手数料も発生するので、手数料が取られることを覚悟しておくようにしましょう。

銀行取立は、支払い期日になれば記載された金額を満額で受け取れて、紛失リスクも少ないです。

しかし支払いの期日にならなければ、現金化できないので急いでお金が欲しい人や現金化したい人にとっては合わない方法と言えるでしょう。

②手形割引のメリット・デメリット

【メリット】

  • 手形の支払い期日を待たずに手形を現金化できる
  • 銀行以外で現金化することも可能
  • 銀行に依頼するなら手形割引手数料が割安となる
  • 資金調達や資金の繰越しを調節できる

手形割引のメリットとしては、支払い期日まで待たずに自分が必要なタイミングで現金化できることです。

お金をすぐにもらって自分の目的を達成したいならば、手形割引で先にお金をもらい資金調達や繰越しなどの調整ができます。

また、手形割引は銀行以外の小型手形割引専門業者を利用して現金化することも可能です。

銀行以外の金融機関などを利用するならスピーディーに手形の現金化をしてくれるので、銀行よりもすぐにお金を得られます。

ただ、銀行で手形割引する場合スピードは劣ります。

手数料が他の金融機関よりも安いので、自分の状況に合った方法で現金化することが可能です。

【デメリット】

  • 手形割引を依頼するなら割引手数料がかかるので、記載された金額を満額で受け取れない
  • 割引率のほかに銀行取立の取立手数料がかかる
  • 手形が不渡りになった場合は割引依頼人が、振出人に代わって取引した銀行や金融機関に弁済しなければいけなiい
  • 借金をするリスクがある

手形割引は支払い期日よりも早くお金を受け取ることになるため満額受け取れません。

手形の金額を受け取るためには手数料もかかり支払い期日から遠いほど金額が高くなっています。

手形割引の手数料は、銀行が1番安く1.5〜5.5%。

手形割引業者の場合は3〜20%ほどかかるので、この手数料も計算して受け取れる金額を計算しなければいけません。

また、大きな注意点としては借金になる可能性もあることです。

手形割引は手形を担保として銀行や金融機関から借金をするのと同じことです。

そのため手形振出人が手形を支払わず不渡りになってしまった場合、その金額を自分で弁済しなくてはならなくなります。

現金化したものの、そのお金を後で請求されるのは金額が大きいほどリスクが高くなります。

相手が確実に手形を支払ってくれるのか確認しておきましょう。

手形割引は期日を待たずに現金化でき、銀行以外の金融機関でも現金化できるメリットがあります。

借金を背負うリスクもあるので、早急にお金が必要なとき以外は利用しないことがオススメです。

もし、お金がどうしても必要であれば、相手が不渡りを出さないと確信してから利用するようにしましょう。

③手形貸付のメリット・デメリット

【メリット】

  • 銀行にとって手形貸付は必要な事務作業が少ないので、審査さえ通過できればスピーディーに現金化してもらえる
  • 金利が1桁台なので安くてコストがかからない
  • 期日前に資金に余裕があるなら期日前に返済することも可能

さらに金利も安く年率が1桁台なので融資を受けた金利が大きく膨らんでいくことも防ぐことが可能です。

融資を受けた後に会社や事業の資金のやりくりがうまくいき、融資資金文を返済できるなら期日前に返済することもできます。

期日前に返済できれば、期日分の金利が浮き返済金額を抑えられます。

このようなメリットを期待したい人は手形貸付の利用を考えましょう。

手形貸付のメリットは審査がスピーディーに行われることです。

銀行以外の金融機関も手形貸付には対応しています。

手形を証書代わりしてもらえるので、審査は他の方法よりも早く即日で融資ができます。

即日でお金が欲しい人は利用を検討できます。

【デメリット】

  • 半年以内に手形不渡りを2回起こすと銀行停止処分となり事実上の倒産になってしまうことがある
  • 融資を受けるためには信用も大事になり、信用が低いと判断されれば断られることもある
  • 長期間の貸付は行えず短期間のみしか借りれない

手形貸付を利用して融資を受けるときは、銀行との取引実績や会社の業績などが審査の対象になります。

銀行との取引が少ない場合や業績があまり良くない場合は、利用したくても審査に通らない可能性があり、確実に融資をしてもらえるわけではありません。

また、手形貸付は短期的な融資となっており、大体は1年以内で返済をしてもらう計画となっています。

そのため、資金のやり繰りがうまくいかずに返済をできずに、不渡りを出してしまうと会社が倒産してしまう可能性もあります。

手形貸付を行うときは不確かな部分やリスクもあるので、計画してから行動するようにしましょう。

手形貸付は融資をスピーディーに行えるので、今すぐにお金が欲しいときに利用できます。

信用が低いなら融資を受けられないこともあり、返済できなければ倒産する可能性もあります。

手形貸付を行うときは、返済計画をしっかり考えて倒産しないように注意しましょう。

手形の現金化まとめ

手形の現金化まとめ
今回の記事で手形を現金化する方法について紹介してきました。

手形の現金化をまとめると

  • 銀行取立は・・・手形の金額を満額受取りたくて資金に余裕のある人がオススメ
  • 手形割引は・・・早急に資金が必要であり、手形の振出人が確実に支払うと確信を持てる人にオススメ
  • 手形貸付は・・・会社の信用に自信があり、短期間でも資金返済する計画を立てられる人にオススメ

もし手形の現金化で「手形割引業者」を利用する場合は営業年数と金融庁のページで登録されているのか確認しましょう。

営業年数が長いほど業者として多くの人が利用して信頼を得ていることが理解できます。

また、優良手形割引業者は協会に加盟しており金融庁のページに登録されており信頼性は問題ありません。

手形の現金化で手形割引業者を利用するなら、この2つの点を確認して当てはまる業者を選ぶようにしてください。

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